スパニストとして経験した「フロントライン」
- 三木
- 6月20日
- 読了時間: 2分
更新日:6月24日
先日、映画『フロントライン』を観ました。
最前線で未知のウイルスと闘った方々の姿に、あらためて尊敬の気持ちが込み上げてくると同時に、当時の記憶がよみがえりました。
当時の私は、ドライヘッドスパ専門店でスパニスト兼店長として勤務していました。
営業を続けるかどうかは各自で判断しなければならず、命の重みを感じながら、仕事を継続する選択をしました。
医療従事者の方ほど過酷な環境ではありませんでしたが、まさかスパニストで命懸けの仕事をする日がくるとは思いませんでした。

(コロナ禍の真っ只、本部の依頼で店長としてTV番組に生出演する三木)
当時は転職したての一年目で、新米の自分にはとてつもない重圧でしたが、それでも自分が現場責任者である以上、先頭に立って適切な判断と指揮を取らねばなりませんでした。
スタッフとお客様を守り、できる限りストレスを軽減するために入手困難になりそうな備品は早めに備えておいたり、緊急事態宣言の発令に伴いフェイスシールドを本部に要請したり、お客様にお返しする小銭に至るまで消毒に努たり、できる限りの対策を徹底していました。
「家族が感染したので、出勤できなくなりました」と不安に怯えるスタッフから震える声で報告を受けるたび、「お店のことは気にしないで」と伝えることしかできませんでしたが、誰もが必死にあの時間を生き抜いていたなと…
幸い、スタッフも含めてサロンで感染者は出ませんでした。
現在は自分のお店で、相変わらず癒しの仕事に人生を捧げています。
次回は、話題の「国宝」を観に行く予定です♪